建築士.com1級建築士製図対策室

試験の概要 製図の準備 実力養成法 法規の検討 構造の検討
1級建築士製図対策室  




■法規の検討

法規の検討は、発表課題により規模を想定し対応することになりますが、過去出題された鉄筋コンクリート造2〜3階建の特殊建築物でのチェック事項を考えてみました。

用途地域・容積率・建ぺい率
試験において、課題の建物が建築できない用途地域内での出題はありえないし、容積率は課題の条件内の面積を確保すれば問題なくクリアできます。1階の床面積が大きく、敷地の大部分を利用するような場合には建ぺい率のチェックを行うようにしてください。

高さ制限
斜線制限については、下記の各種斜線を検討することになります。

用途地域 道路斜線 隣地斜線 北側斜線
第一種低層住居専用地域
第二種低層住居専用地域
1.25L 無し 5m+1.25L
第一種中高層住居専用地域
第二種中高層住居専用地域
20m+1.25L 10m+1.25L
第一種住居地域・第二種住居地域
準住居地域
無し
準工業地域・工業地域・工業専用地域
近隣商業地域・商業地域無指定
1.5L 31m+2.5L


居室の採光
住宅、学校、病院などの居室は、採光のための開口部を設けることになっています。また、国土交通大臣が定めた基準に従い非常用照明などを設けることにより緩和措置もありますが、設計製図の試験では、採光規定が適用されない居室であっても、採光、換気に有効な開口部を常識的な範囲(採光面積1/10程度)で設けることが大切です。事務室などの執務空間にも必ず開口部を設け、採光、換気に配慮してください。

階段・廊下・出入口
階段の幅やけあげ、踏面、廊下の幅、出入口などは、基準法よりハートビル法の誘導的基準の方が厳しい数値とな場合が多く、問題に添付されている設計製図参考資料に従い設計することになります。十分なチェックを行って下さい。2階建以上の建築物では、基準法の規定に関りなく2以上の直通階段を設置し、避難階段としておくほうがよいでしょう。また、できるだけ離した位置に階段を配置することで重複区間もクリアすることになります。

防火区画
出題が多い鉄筋コンクリート造2〜3階建の特殊建築物では、面積区画、竪穴区画、異種用途区画についての検討が必要です。面積区画は、床面積1500u以内ごとに耐火構造の床、壁及び特定防火設備により区画します。竪穴区画は3階以上の建築物について適用されますが、2階建であっても階段、エレベーター、パイプスペース等の竪穴は、耐火構造の床、壁及び特定防火設備により区画しておいた方がよいでしょう。異種用途区画にも配慮が必要で、異なる用途は、耐火構造の床、壁及び特定防火設備により区画することになります。

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