採点のポイント

令和元年設計課題 美術館の分館(10月13日実施)

台風19号の影響により令和元年10月13 日の試験実施を取り止めた18 都県における再試験(令 和元年12月8日実施)については、合格者の発表を令和2年2月5日頃に行う予定。

「設計製図の試験」の日から待ちに待った合格発表が行われました。令和元年の一級建築士「設計製図の試験」は、受験者4,214人、合格者1,541人、合格率は36.6%という結果がでました。この一年、誘惑に負けず懸命に努力された方だけが手にできる栄冠です。新たに1,541人の一級建築士誕生、おめでとうございます。

”一級建築士試験「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能について設計図書等の作成を求めて行う。」ものであり、その合否判定における令和元年試験の「採点のポイント」、「採点結果の区分」及び「合格基準」は、次のとおりである。”

「採点のポイント」
令和元年設計課題 美術館の分館
(1) 空間構成
@ 建築物の配置計画
A ゾーニング・動線計画
B 要求室等の計画
C 建築物の立体構成等
(2) 建築計画
@ 自然光の取入れ方の工夫
A 日射負荷の抑制
B 要求室の機能性等
C 図面、計画の要点等の表現・伝達
(3) 構造計画
@ 建築物の構造種別・架構形式・スパン割り等
A 多目的展示室の構造計画
B 屋上庭園の構造計画
(4) 設備計画
@ 多目的展示室の設備計画
(5) 設計条件・要求図面等に対する重大な不適合
@ 「要求図面のうち1面以上欠けるもの」、「計画の要点等が完成されていないもの」又は「面積表が完成されていないもの」
A 地上3階建てでないもの
B 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合、階段の欠落等)
C 建築面積が 921.6 uを超えているもの
D 床面積の合計が 2,000 u以上又は 2,400 u以下でないもの
E 次の要求室・施設等のいずれかが計画されていないもの
多目的展示室、展示室A、展示室B、展示室C、ホワイエ、創作アトリエ、アトリエA、 アトリエB、アトリエC、アトリエD、吹抜け、エントランスホール 、カフェ、 多機能トイレ、便所、事務室、荷解き室、P S・ D S・ EPS、屋上庭園、屋外テラス
F 法令の重大な不適合等、その他設計条件を著しく逸脱しているもの

採点結果の区分
〇採点結果については、ランクT、U、V、Wの4段階区分とする。

 ランクT:「知識及び技能」を有するもの
 ランクU:「知識及び技能」が不足しているもの
 ランクV:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
 ランクW:設計条件・要求図面等に対する重大な不適合に該当するもの
 *「知識及び技能」とは、一級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。

○なお、採点の結果、ランクT、U、V、Wのそれぞれの割合は、次のとおりであった。 ランクT:36.6%、ランクU:3.0%、ランクV:29.2%、ランクW:31.3%

○受験者の答案の解答状況 ランクV及びランクWに該当するものが多く、具体的には以下のようなものを挙げる ことができる。
・設計条件に関する基礎的な不適合:「要求されている室の欠落」や「要求されている主要な室等の床面積の不適合」
・法令への重大な不適合:「延焼のおそれのある部分の位置(延焼ライン)と防火設備の設 置」、「防火区画(特に吹抜け部の1階部分の区画)」や「直通階段に至る重複区間の長さ」等
・その他建築計画に基本的な問題があるもの:「吹抜けの計画(吹抜けとなっていないもの)」等

「合格基準」
採点結果における「ランクT」を合格とする。
 財団法人建築技術教育普及センター(JAEIC)より

令和元年一級建築士試験「設計製図の試験」(10月13日実施)の試験問題等の掲載について



令和元年設計課題 美術館の分館(12月8日実施)

"令和元年12月08日に実施した一級建築士試験「設計製図の試験」について、 2,030人の合格者を決定しました。"

令和元年の一級建築士「設計製図の試験」(12月8日)は、受験者5,937人、合格者2,030人、合格率は34.2%という結果がでました。この一年、誘惑に負けず懸命に努力された方だけが手にできる栄冠です。新たに2,030人の一級建築士誕生、おめでとうございます。

”一級建築士試験「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能について設計図書等の作成を求めて行う。」ものであり、その合否判定における令和元年試験の「採点のポイント」、「採点結果の区分」及び「合格基準」は、次のとおりである。”

「採点のポイント」
令和元年設計課題 美術館の分館
(1) 空間構成
 @建築物の配置計画、Aゾーニング・動線計画、B要求室等の計画、 C建築物の立体構成等
(2) 建築計画
 @自然光の取入れ方や自然換気の工夫、A日射負荷の抑制、B要求室の機能性等、 C図面、計画の要点等の表現・伝達
(3) 構造計画
 @耐震性・経済性を考慮して計画された建築物全体の構造種別・架構形式・基礎形 式・スパン割り等、A多目的ホールの構造計画、B屋上庭園の構造計画
(4) 設備計画
 @多目的展示室の設備計画
(5) 設計条件・要求図面等に対する重大な不適合
@ 「要求図面のうち1面以上欠けるもの」、「計画の要点等が完成されていないもの」又は「面積表が完成されていないもの」
A 地上3階建てでないもの
B 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合、階段の欠落等)
C 建築面積が 921.6 uを超えているもの
D 床面積の合計が 1,800u以上又は 2,200 u以下でないもの
E 次の要求室・施設等のいずれかが計画されていないもの
多目的ホール、ホワイエ、展示室A、展示室B、展示室C、市民アトリエ、アトリエA、アトリエB、 アトリエC、アトリエD、吹抜け、エントランスホール、カフェ、多機能トイレ、便所、事務室、 荷解き室、PS・DS・EPS、屋上庭園、分館出口前のオープンスペース
F 法令の重大な不適合等、その他設計条件を著しく逸脱しているもの

採点結果の区分
〇採点結果については、ランクT、U、V、Wの4段階区分とする。

 ランクT:「知識及び技能」を有するもの
 ランクU:「知識及び技能」が不足しているもの
 ランクV:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
 ランクW:設計条件・要求図面等に対する重大な不適合に該当するもの
 *「知識及び技能」とは、一級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。

○なお、採点の結果、ランクT、U、V、Wのそれぞれの割合は、次のとおりであった。 ランクT:34.2%、ランクU:5.3%、ランクV:31.9%、ランクW:28.6%

○受験者の答案の解答状況 ランクV及びランクWに該当するものが多く、具体的には以下のようなものを挙げる ことができる。
・設計条件に関する基礎的な不適合:「要求されている室の欠落」や「要求されている主要な室等の床面積の不適合」
・法令への重大な不適合:「延焼のおそれのある部分の位置(延焼ライン)と防火設備の設 置」、「防火区画(特に吹抜け部の1階部分の区画)」や「直通階段に至る重複区間の長さ」等
・その他建築計画に基本的な問題があるもの:「吹抜けの計画(吹抜けとなっていないもの)」等

「合格基準」
採点結果における「ランクT」を合格とする。
 財団法人建築技術教育普及センター(JAEIC)より

令和元年一級建築士試験「設計製図の試験」(10月13日・12月08日実施)の試験問題等の掲載について

建築技術教育普及センター(一級建築士試験 試験問題等)

令和元年設計課題 美術館の分館
問題用紙 答案用紙 合格基準等  標準解答例
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