| 1.設計条件 |
| 計画当たっては、次の@、Aに留意すること。 |
| ある地方都市の商店街にコミュニティ施設を計画する。 |
| @ |
玄関ホールに日当りに配慮した休憩コーナーを設け、商店街来客者が気軽に利用できるよう計画する。 |
| A |
敷地内の南側にコミュニティ広場を設け、多目的室と一体的に利用できるよう計画する。 |
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課題条件の検討
課題の最初に記載されている 1.設計条件は、この課題の最も重要な事項です。この条件を図面に反映できなければ大きな減点、または、失格になることさえあります。
玄関ホールの休憩コーナーは、日当たりに配慮した南側に配置させることが重要な条件です。また、南側に設けるコミュニティ広場は70u以上の要求のため、建物の配置が限定されることになり、一体的に利用する多目的室も南側に配置することになります。
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| (1)敷地 |
| ア. |
形状・道路との関係、方位等は、下図のとおりである。 |
| イ. |
近隣商業地域にあり、防火・準防火地域の指定はない。 |
| ウ. |
建ペイ率の制限80%、容積率の限度は200%である。 |
| エ. |
地形は平たんで、道路及び隣地との高低差はなく、地盤は良好でてある。 |
| オ. |
電気、都市ガス、上水道及び公共下水道は完備している。 |

(注)斜線部分は、コミュニティ広場、通路、植栽、駐車等のスペースとし、建築物は計画してはならない。 |
(1)敷地
道路の位置、隣地との高低差など敷地周辺の状況を確認してください。延べ面積や用途において、建築できないものが出題されるはずもありませんが、防火・準防火の指定には、注意が必要です。この課題では、防火・準防火地域の指定はありません。 |
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| (2)構造及び階数 |
| 鉄骨造(純ラーメン構造)2階建とする。 |
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(2)構造及び階数
鉄骨造(純ラーメン構造)2階建とする。 |
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| (3)延べ面積 |
| 260u以上、290u以下とする。(ピロテイ、玄関ポーチ、コミュニティ広場、バルコニー、屋外階段、駐車スペース等は、床面積に算入ない。) |
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(3)延べ面積
260u以上、290u以下です。この延べ面積の範囲内で設計しないと失格になります。床面積の算定では、ピロテイ、玄関ポーチ、コミュニティ広場、バルコニー、屋外階段、駐車スペース等は、床面積に算入ない。となっています。実務では、玄関ポーチの奥行やひさしの出などによって床面積算定の方法が違いますが、試験では、このカッコ書きに基づき算定してください。また、吹抜を設けた場合は、床面積に算入しないように注意してください。 |
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(4)人員構成
受付兼事務担当2人
人員構成により、必要な部屋やロッカーなど家具の設置数を確認する必要はありますが、(5)所要室により、要求される室が与えられますので、これにより設計します。必要以上に室を配置しようとすると面積オーバーになることがあります。 |
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(5)所要室
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所要室 |
特 記 事 項 |
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1階
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玄関ホール |
| ア. |
35u以上とする。 |
| イ. |
出入口の幅の内法は、1200mm以上とする。 |
| ウ. |
休憩コーナーを設け、10席以上の椅子を配置する。 |
| エ. |
自動販売機を設置する。 |
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| 多目的室 |
| ア. |
35u以上とする。 |
| イ. |
屋外のコミュニティ広場と一体的に利用する。 |
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| 事務室 |
| ア. |
15u以上とする。 |
| イ. |
受付カウンター、湯沸コーナーを設ける。 |
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| 便所 |
| ア. |
男女別に設ける。 |
| イ. |
車いす使用者用便所を1室設ける。 |
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・広さは、心々2000mm×2000mm以上とする。
・出入口の幅の内法は800mm以上とする。 |
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| 2階 |
サークル室(2室) |
| ア. |
可動間仕切りにより、1室としても利用できるようにする。 |
| イ. |
それぞれ15u以上とする。 |
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| 会議室 |
・15u以上とする。 |
| 集会室 |
| ア. |
和室12畳以上とし、押入を設ける。 |
| イ. |
履き替えを行う踏込みを設ける。 |
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| 倉庫 |
・4u以上とする。 |
| 便所 |
・男女別に設ける。 |
(全体にかかわる特記事項)
・1階と2階は、階段の他にエレベーター(1台)で連絡する。
・高齢者・身体障害者等の利用に配慮した計画とする。 |
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(5)所要室
ここでは、所要室の設置階、面積、その他の条件が記載されています。それぞれの条件を守り設計しなければなりません。特記事項の中には、室の面積条件が、玄関ホール35u以上、多目的室30u以上、集会室は和室12畳以上、車いす使用者用便所は心々2000mm×2000mmというように、表現を変え記載されていますので、読み違いのないように注意が必要です。〜u程度という場合には、プラスマイナス10%を目安としてください。特にこの課題では、多目的室は、屋外のコミュニティ広場と一体的に利用できるように計画するなど、これらを読み落とすと致命的です。また、主要な室の欠落や設置階違いは、失格になることがあります。エスキス完了時と作図完了時にも、再度1項目ごとに確認してください。 |
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| (6)建築物の最高の高さ等 |
| 建築物の最高の高さは、10m以下、かつ、軒の高さ9m以下とする。 |
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(6)建築物の最高の高さ等
この課題では、最高の高さ10m以下、かつ、軒の高さ9m以下となっています。軒の高さを7m程度で設計した場合でも、勾配屋根を採用すると、棟の位置で10mを越えることが考えられます。 |
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| (7)屋外施設 |
| ア. |
敷地内に小型乗用車(5人乗り)1台分の駐車スペースを設ける。 |
| イ. |
自転車10台分の駐輪スペースを設ける。 |
| ウ. |
敷地内の南側に70u以上のコミュニティ広場を設け、道路から直接アプローチできるよう計画する。 |
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(7)屋外施設
小型乗用車(5人乗り)1台分の駐車スペース及び10台分の駐輪スペースが要求されています。乗用車の進入と人の動線が交わらないよう計画することが重要です。また、コミュニティ広場の要求面積もしっかりと確認してください。 |
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| (8)その他 |
| ア. |
建築物内に、油圧式エレベーター1台を設ける。 |
| ・ |
エレベーターシャフトは2000mm×2000mm程度とする。 |
| ・ |
機械室は1階に設けることとし、エレベータシャフトと離して設けてもよい。 |
| ・ |
昇降ロビーの幅は、内法を1800mm以上とし、出入口の幅の内法は、800mm以上とする。 |
| イ. |
建築物内又は敷地の通路において高低差がある場合は、必要に応じてスロープ(勾配1/15以下)とする。 |
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(8)その他
ここでは、エレベーター、スロープが、条件付けられています。条件に従い設計することになります。屋外にスロープを設ける場合は、勾配1/15以下とし、例えば、玄関のF.LをG.L+200で設計した場合は、長さ3m以上が必要となります。また、この課題では、油圧式エレベーターが要求されていますので、機械室が必要です。尚、EV機械室は、EVシャフトと同程度の面積を確保することになります。 |
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| 2.要求図面等 |
| a. |
下表により、答案用紙の定められた枠内に記入する。 ただし、寸法線は、枠外にはみだして記入してもよい。 |
| b. |
図面は黒鉛筆仕上げとする(定規を用いなくてもよい)。 |
| c. |
記入寸法の単位は、oとする。なお、答案用紙の 1目盛は、5mmである。 |
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要求図面等
( )内は縮尺
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特記事項 |
(1)1階平面図
兼配置図
(1/100)
(2)2階平面図(1/100) |
| ア. |
敷地境界線と建物との距離、建物の主要な寸法を記入する。 |
| イ. |
1階平面図兼配置図に、塀、植栽、コミュニティ広場、駐車スペース等を記入する。 |
| ウ. |
室名を記入する。 |
| エ. |
所要室には、下記のものを記入する。 |
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・玄関ホールに椅子
・休憩コーナーに自動販売機
・事務室に受付カウンター、机、椅子
・会議室にテーブル、椅子
・便所に便器、洗面器
・湯沸コーナーに流し台、コンロ台 |
| オ. |
2階平面図に、1階の屋根伏図(平屋部分がある場合のみ)も記入する。 |
| カ. |
断面図の切断位置を記入する。 |
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| (3)立面図(1/100) |
・南側立面図とする。 |
| (4)断面図(1/100) |
| ア. |
切断位置は、玄関ホール及び多目的室を含み1階・2階それぞれの開口部を含む部分とする。 |
| イ. |
建築物の外形及び床面、天井面の形状がわかる程度のものとし、構造部材(はり、スラブ、地中ばり、基礎)を記入する。 |
| ウ. |
建築物の床高、天井高、階高、軒高、最高の高さ、開口部の内法寸法及び主要な室名を記入する。 |
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| (5)面積表 |
| ア. |
建築面積、床面積及び延べ面積を、答案用紙の面積表に記入する。 |
| イ. |
建築面積及び床面積は、計算式も記入する。 |
| ウ. |
数値は、小数点以下第2位までとし、第3位以下は切り捨てる。 |
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| (6)仕上表 |
| ア. |
外部の主要な部位(屋根、外壁)の仕上材料名及び下地材料名を記入する。 |
| イ. |
内部(多目的室)の主要な部位(床、内壁、天井)の仕上材料名及び下地材料名を記入する。 |
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2.要求図面等
ここでは、要求図面と縮尺を確認します。特記事項に記載されていることが図面に表現されていない場合は、減点の対象となります。特に立面図の東西南北の間違いは致命的です。作図完了時にも、再度1項目ごとに確認してください。 |