建築士.com2級建築士製図対策室練習課題


課題・答案例 設計条件の検討 ゾーニング エスキース 構造・法規チェック 作図チェック
練習課題NO.7「吹抜けのある居間をもつ専用住宅(木造2階建)」
1.設計条件
 課題の最初に記載されている 1.設計条件は、この課題の最も重要な事項です。この条件を図面に反映できなければ大きな減点、または、失格になることさえあります。
 この課題では、
 「吹抜けのある居間をもつ専用住宅を計画する。」
 計画に当たっては、次の@〜Cに留意すること。
 @居間上部は吹抜けとし、通風、換気に留意する。
 A吹抜けを介して、家族のふれあいや団らんを図ることのできる計画とする。
 B1階部分について高齢者の利用に配慮する。
 C平成15年7月1日施行の改正建築基準法に基づくシックハウス対策に準拠する。
 
@の「居間上部は吹抜けとし、通風、換気に留意する。」ことから、必ず、居間上部に吹抜けを設けなければなりません。また、居間〜吹抜〜外部といった風の流れも考慮して計画しなければなりません。
Aについては、吹抜けを単に「天井の高い居間」という役割だけではなく、吹抜けを介して1階と2階のつながりや広がりを担う空間としなければなりません。居室間の連続性を考慮し、集いやすくお互いの気配の感じられる空間を計画します。
Bの高齢者の利用に配慮するためには、1階部分の通路・開口部の幅員、開口部の種類、手すりの取り付けなどに配慮する必要があります。

Cの「シックハウス対策」については、7月1日に施行されたシックハウス対策のための改正建築基準法の内容について確認しておかなければなりません。答案には、内装仕上げ材の等級や、換気についての記入が必要となります。
(1)敷地
 延べ面積や用途において、建築できないものが出題されることはありませんが、イ.の準防火地域の指定には、注意が必要です。この課題では、準防火地域に指定されており、延焼のおそれのある部分の仕上げや開口部についての配慮などが必要となります。
(2)構造及び階数
 木造2階建とする。
(3)延べ面積
 180u以上、210u以下です。
 この延べ面積の範囲内で設計しないと失格になります。
 床面積の算定は、「(ピロティ、玄関ポーチ、屋外テラス、屋外物置、駐車スペース、駐輪スペース等は、床面積に算入しない。)」となっています。実務では、玄関ポーチの奥行やひさしの出・駐車スペースの屋根の有無などによって床面積算定の方法が違いますが、試験では、このカッコ書きに基づき算定してください。
 また、吹抜けなどは、床面積に算入しないように注意してください。
(4)家族構成等
 夫婦、子供2人(男子中学生、女子小学生)、妻の母
 この家族構成により、必要な部屋を確認する必要がありますが、(5)所要室により、要求される室が与えられますので、これにより設計します。
 必要以上に室を配置しようとすると面積オーバーになることがあります。
(5)要求室 
 ここでは、要求室の設置階、その室の特記事項が記載されています。それぞれの条件を守り設計しなければなりません。居間と食事室は1室にまとめてもよい。となっていますので必ずしも2室に分けることはなく、LD、L・Dとしてもよいということです。
 今回の課題では、居間から直接使用できるテラスや、高齢者室前室と高齢者室との関係、サンルーム、寝室と夫婦室との関係などに注意して下さい。
 これらの要求室特記事項と「1.設計条件」は、よく考慮する必要があります。
 主要な室の欠落は、失格になることがありますので、見落としが無いようにしっかりと確認してください。
(6)駐車スペース
 敷地内に、小型乗用車(5人乗り)1台分の屋外駐車スペース及び3台分の屋外駐輪スペースを設ける。
 駐車場は要求条件次第で計画が大きく変わることになるので、十分な確認が必要です。
2.要求図面等
 ここでは、要求図面と縮尺を確認します。特記事項に記載されていることが図面に表現されていない場合は、減点の対象となります。
 今回の課題では、断面図と仕上表が要求されていることに注意して下さい。
作図完了時にも、再度1項目ごとに確認してください。
3.その他 
 ブロックごとに地域的な要因による条件が追加されます。当てはまる地域での受験では、この条件を満たした設計をする必要があります。

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