1.設計条件
課題の最初に記載されている 1.設計条件は、この課題の最も重要な事項です。この条件を図面に反映できなければ大きな減点、または、失格になることさえあります。
この課題では、
近隣の街並みに配慮した車庫付親子二世帯住宅計画する。計画に当たっては、次の@〜Bに留意すること。
@居間は、親子二世帯の共通スペースとし、団らんの場となるよう配置するとともに、敷地内の既存樹木が眺められるよう計画する。
A近隣の街並みに配慮して、建物の外壁面は、道路境界線から2.0m以上後退した計画とする。
B自動車車庫部分は平屋建てとし、住宅部分と行き来できるよう計画する。
C夫婦室(親世帯・子世帯)、子供室は日当たりに配慮する。 となっています。
@は居間についての条件で、親子二世帯が共に使用することから、それぞれの生活ゾーンからの導線に配慮した配置することが大切です。また、既存樹木が眺められるよう計画する、という条件から居間の位置が限定されます。
Aでは壁面後退が条件されていて、道路に面する外壁面は道路境界線から2,000mm以上の距離をとる必要があります。この壁面後退には、塀や門などは該当しません。
B自動車車庫部分を平屋とすることから、この上部には2階を配置できない事を念頭に置き計画してください。
Cは日当たりに配慮することから、夫婦室、子供室は南側に開口部が設けられるよう配置します。
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(1)敷地
延べ面積や用途において、建築できないものが出題されることはありませんが、イ.の防火・準防火の指定には、注意が必要です。この課題では指定はありませんが、指定された場合、延焼のおそれのある部分の仕上げや開口部についての配慮などが必要となります。また、敷地図には壁面後退線や既存樹木が記載されていますので、寸法や位置を確認してください。 |
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(2)構造及び階数
木造2階建とする。 |
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(3)延べ面積
140u以上、180u以下です。この延べ面積の範囲内で設計しないと失格になります。
床面積の算定は、「(ピロティ、玄関ポーチ、バルコニー、駐輪スペース等は、床面積に算入しない。)」となっています。実務では玄関ポーチの奥行やひさしの出・駐車スペースの屋根の有無などによって床面積算定の方法が違いますが、試験では、このカッコ書きに基づき算定してください。 また、吹き抜けなどは、床面積に算入しないように注意してください。 |
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(4)家族構成等
親世帯:夫婦、子世帯:若夫婦、子供1人(男子小学生)
家族構成により必要な部屋を確認する必要がありますが、設計課題の(5)所要室により、要求される室が与えられますので、これにより計画してください。必要以上に室を配置しようとすると面積オーバーになることがあります。
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(5)所要室
ここでは、所要室の設置階、その室の特記事項が記載されています。それぞれの条件を守り設計しなければなりません。この課題は親世帯、子世帯ともに台所兼食事室が要求されています。このような場合は、台所と食事室は分けることなく1室としなければなりません。また、特記事項の中には、室の面積条件が、居間:洋室16u以上、親世帯夫婦室:和室8畳以上、便所:心々1,365mm×1,365mmというように、表現を変え記載されていますので、読み違いのないよう注意が必要です。さらに、子供室等は、その他に収納を設けるとあります。この場合は9uの室以外に連続して収納を設けるよう計画してください。これらの要求室特記事項と「1.設計条件」は、よく考慮する必要があります。
主要な室の欠落は、失格になることがありますので、見落としが無いようにしっかりと確認してください。
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(6)駐車スペース
2台分の屋外駐輪スペースが求められています。1台当り500mm×2000mm程度として計画してください。
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2.要求図面等
ここでは、まず要求図面と縮尺を確認します。特記事項に記載されていることが図面に表現されていない場合は減点の対象となります。矩計図の切断位置は、1階2階それぞれの開口部を含む部分とするとなっていますが、切断する室を指定される場合もあります。また、2階床伏図兼1階小屋伏図の主要部材、立面図の作図側(東面)、矩計図の主要部の寸法等、1項目ごとに確認してください。
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3.その他
ブロックごとに地域的な要因による条件が追加されます。この課題では、北海道と青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県・新潟県・富山県・石川県・福井県の試験に、条件が追加されています。当てはまる地域での受験では、この条件を満たした設計をする必要があります。
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