2階床伏図兼1階小屋伏図の作成は在来軸組構造を理解していなくてはならず、まず、「学科の試験」において学習された木構造の部材名称や継手、仕口等について復習を行ってください。また、この機会にぜひ、建方中の木造建築物を見学し、軸組みの構成、継手、仕口などを確認してください。
ここでは2階床伏図兼1階小屋伏図に必要な部材の確認、床梁や小屋梁の部材断面の決定、作図手順について解説いたします。2階床伏図兼1階小屋伏図を理解し、合理的な作図手順を習得され、より短時間に完成できるよう練習を重ねてください。
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■ 部材の構成
伏図練習用答案例の2階床伏図兼1階小屋伏図を部材ごとに分解し解説を進めます。答案例をプリントアウトし、参照しながら解説をご覧ください。
木造の床伏図や小屋伏図は、上部から床組や小屋組を見下ろした図(見下図)です。RC造やS造では2階床伏図というと、1階から2階の梁やスラブを見上げた図(見上図)のことを差します。混乱しないよう注意してください。
1階壁の上部には柱をつなぐ胴差・頭つなぎ・床梁・軒桁・妻梁を配置します。
○印 通し柱:120×120(桧)
×印 1階管柱(くだばしら):120×120(杉)
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2階を重ね合わせます。外周壁の下部は胴差であり、間仕切壁の下には床梁等の部材が必要になります。1階壁上部の部材と重ならない部分は床梁を配置します。
通し柱は、1階から2階まで通した1本の柱で、基本的に2階部分の4隅に配置します。答案例のように凹凸がある場合は、出隅、入隅は通し柱として下さい。
管柱(くだばしら)は、1階及び2階の横架材間に設ける柱で、間仕切壁の交点、開口部の両側、壁内1,820mm(1間)間隔となるよう配置します。さらに、床梁や小屋梁の荷重を負担するために設置することもあります。
開口部や部屋を構成する場合でも、3,640mm(2間)以内に柱を設けるようにしてください。
通し柱:120×120(桧)
2階管柱(くだばしら):120×120(杉)
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●2階床伏図部分
根太を掛け渡すことができるよう、1,820mm(1間)以内に床梁を設けます。この際には、1階の柱がある位置に床梁を掛けると、荷重を直接柱に負担させることができ、胴差や床梁のサイズを大きくせずに済みます。
フローリング等を床仕上げ材として用いる場合は、床材料の長手方向に対して直角に根太を配置しますので、フローリングの方向を考慮することも大切です。
●小屋伏図部分
小屋梁は、1,820mm以内ごとに母屋・棟木・隅木を支える小屋束が立つように配置します。答案例は寄棟屋根を採用していますので、棟木・隅木・母屋の配置から小屋束を考え、小屋梁の位置を決める方が分かり易いと思います。
丸太小屋梁を掛け渡す場合は、元口を外側(軒桁)にします。 |
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