設計製図答案例>平成26年答案例

平成26年二級建築士「設計製図の試験」合格発表 2014.12.04(木)

設計製図の試験日から待ちに待った合格発表が行われました。平成26年の二級建築士「設計製図の試験」は、実受験者10,573人(うち製図から3,245人)、合格者5,842人、合格率は55.3%という結果が出ています。この一年、誘惑にも負けず懸命に努力された方だけが手にできる栄冠です。新たに5,842人の二級建築士誕生、おめでとうございます。

”二級建築士試験「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能について設計図書の作成を求めて行う。」ものであり、その合否判定における平成26年試験の「採点のポイント」、「採点結果の区分」及び「合格基準」は、次のとおりである。”

「採点のポイント」
「介護が必要な親(車椅子使用者)と同居する専用住宅(木造2階建)」
(1) 設計課題の特色に応じた計画
@ 道路から建築物へのアプローチの祖母の介助のしやすさに対する配慮
A 1階の各室の配置・動線等の祖母の生活及び家族による介護のしやすさに対する配慮
B 建築物の耐震性の確保
(2) 計画一般(敷地の有効利用、配置計画、動線計画、設備計画、各室の計画等)
(3) 構造に対する理解
(4) 架構計画
(5) 断面に関する知識
(6) 要求図書の表現
(7) 設計条件・要求図書に対する重大な不適合
@ 木造2階建でないもの
A 要求図書のうち図面が1面以上未完成
B 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合等)
C 延べ面積条件が、「140u以上、180u以下」に適合していないもの
D 要求室のうち、次のいずれかの室が欠落又は設置階が違っているもの
1階 玄関、夫婦寝室、祖母室、居間・食事室・台所(これら3室を1室又は2室にまとめてもよい)
2階 子ども室(1)、子ども室(2)、予備室
E 屋外テラス及び屋外スロープの両方が欠落
F 著しく非常識な計画(階段の欠落等)

「採点結果の区分」
採点は4段階、T、U、V、Wに区分され、ランクTが合格という発表です。
 ランクT:「知識及び技能」※を有するもの
 ランクU:「知識及び技能」が不足しているもの
 ランクV:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
 ランクW:設計条件・要求図書に対する重大な不適合に該当するもの
 ※「知識及び技能」とは、二級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。
各ランクの割合は、T:55.3%、U:13.5%、V:23.1%、W:8.1% と発表されました。


「合格基準」
”採点結果における「ランクT」を合格とする。”


二級建築士「設計製図の試験」合格発表 JAEICより

標準解答例
試験問題等が建築技術教育普及センターに掲載されました。
”試験の透明性を高めるとともに、二級建築士を志す者に対して、習得すべき知識及び技能の目安を示すためのものです。(掲載期間は3年間)” 「学科の試験」と 「設計製図の試験」について、試験問題等と標準解答例が掲載されています。

建築技術教育普及センター(二級建築士試験 試験問題等)

平成26年二級建築士「設計製図の試験」答案例 2014.9.20(土)

介護が必要な親(車椅子使用者)と同居する専用住宅(木造2階建)
    この答案例は建築士.comが独自に作成したものです。

平成26年二級建築士「設計製図の試験」お疲れ様でした。
介護が必要な親(車椅子使用者)と同居する専用住宅(木造2階建)の答案例を作成しました。

今年の本試験課題は、”祖母は、外出時には屋内で使用している車椅子でそのまま移動するものする。要求室の玄関では、車椅子のタイヤの汚れを落として屋内に乗り入れることができるスペース(心々1,500mm×1,500mm以上)を設ける等、車椅子の使用に配慮する。それに加えて、床高500mmという指定がありました。”

屋内外で同じ車椅子を使用することで、長いスロープ(1/12指定)が必要な課題でした。


平成26年二級建築士試験「設計製図の試験」の課題 2014.06.11(水)
  介護が必要な親(車椅子使用者)と同居する専用住宅(木造2階建)


建築技術教育普及センター(二級建築士試験 試験問題等)
 問題用紙  答案用紙 合格基準等   標準解答例
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