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平成30年二級建築士「設計製図の試験」合格発表 2018.12.06(木)

設計製図の試験日から待ちに待った合格発表が行われました。平成30年の二級建築士「設計製図の試験」は、実受験者10,920人(うち製図から3,976人)、合格者5,997人、合格率は54.9%という結果が出ています。この一年、誘惑にも負けず懸命に努力された方だけが手にできる栄冠です。新たに5,997人の二級建築士誕生、おめでとうございます。

”二級建築士試験「設計製図の試験」は、「与えられた内容及び条件を充たす建築物を計画し、設計する知識及び技能について設計図書の作成を求めて行う。」ものであり、その合否判定における平成30年試験の「採点のポイント」、「採点結果の区分」及び「合格基準」は、次のとおりである。”

「採点のポイント」
地域住民が交流できるカフェを併設する二世帯住宅〔鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)3階建て〕
(1) 設計課題の特色に応じた計画
@ 交流スペースの平面・動線計画
A カフェ部分と住宅部分との相互の動線計画
(2) 計画一般(敷地の有効利用、配置計画、動線計画、設備計画、各室の計画等)
(3) 構造に対する理解
(4) 断面に関する知識
(5) 要求図書の表現
(6) 設計条件・要求図書に対する重大な不適合
@ 鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)3階建てでないもの
A 要求図書のうち図面が1面以上未完成
B 図面相互の重大な不整合(上下階の不整合等)
C 延べ面積条件が、「250u以上、300u以下」に適合していないもの
D 要求室のうち、次のいずれかの室が欠落又は設置階が違っているもの
1階:喫茶室、玄関ホール
2階:居間(A)・食事室(A)・台所(A)(これら3室を1室又は2室にまとめ てもよい)、子夫婦寝室、子ども室
3階:居間(B)・食事室(B)・台所(B)(これら3室を1室又は2室にまとめ てもよい)、親夫婦寝室
E 著しく非常識な計画(階段の欠落等)
*北海道 試験(11 月4日実施)における採点のポイントについては、上記(1)@及び(6)D が異なり、次のとおりである。
(1) @イベントスペースの平面・動線計画
(6) D要求室のうち、次のいずれかの室が欠落又は設置階が違っているもの
1階:喫茶室、イベントスペース、玄関ホール
2階:居間・食事室・台所(これら3室を1室又は2室にまとめてもよい)、 親夫婦寝室
3階:子夫婦寝室、子ども室(A)、子ども室(B)

「採点結果の区分」
採点は4段階、T、U、V、Wに区分され、ランクTが合格という発表です。
 ランクT:「知識及び技能」※を有するもの
 ランクU:「知識及び技能」が不足しているもの
 ランクV:「知識及び技能」が著しく不足しているもの
 ランクW:設計条件・要求図書に対する重大な不適合に該当するもの
 ※「知識及び技能」とは、二級建築士として備えるべき「建築物の設計に必要な基本的かつ総括的な知識及び技能」をいう。
各ランクの割合は、T:54.9%、U:14.5%、V:24.2%、W:6.4% と発表されました。


「合格基準」
”採点結果における「ランクT」を合格とする。”



建築技術教育普及センター(二級建築士試験 試験問題等)
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