練習課題

練習課題No.13「商店街に建つ陶芸作家のための工房のある店舗併用住宅」
練習課題NO.13
設計課題「商店街に建つ陶芸作家のための工房のある店舗併用住宅
〔鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)3階建〕」


この課題は建築士.comが独自に作成し、平成21年の二級建築士製図対策に公開した実践課題を再編集したものです。

課題の特徴
この課題では、商店街に建つ工房のある陶芸品店併用住宅を計画する。
計画に当たっては、次の点に留意すること。
1.店舗部分と住宅部分は、出入口を明確に分離し、屋内の1階部分で行き来できるようにする。
2.店舗部分の売場は、
 ・道路側に配置し、吹抜を設ける。
 ・工房に隣接させて設け、相互のつながりを配慮する。
3.屋外販売スペースを設け、気軽に立ち寄れる空間となるよう配慮する。
4.2階部分の屋根を利用してルーフガーデンを設け、3階の居間と一体的に利用できるようにする。
ことが、重要な設計主旨です。

また、この課題には、屋外販売スペースや屋外作業テラスが要求されています。それぞれ隣接する要求室との関係に十分配慮して下さい。屋外には、客用2台分と住宅用1台分の駐車スペースが要求されています。客用と家族用のアプローチが交差しないようにしなければなりません。

さらに、住宅用エレベーターが要求されています。3階建で200m2を超えていますので、エレベーターシャフトと階段室には防火区画(縦穴区画)が適用されます。敷地形状、屋外販売スペースと売場、工房との配置や、駐車スペース、住宅用玄関と売場入口へのアプローチを考慮した建築物の形状、配置を計画することが大切です。

なお、以下は陶芸の一般的な工程です。この工程をふまえた居室配置が理想ですが、実際には「行ったり来たり」の作業も多く、必ずしも工程どおりの居室配置としなければならいということはありません。
・1.土練り→ 2.成形→ 3.乾燥(半乾き)→ 4.削り→ 5.乾燥→ 6.素焼き→ 7.下絵付→ 8.施釉→ 9.上絵付→ 10.本焼き→ 11.完成  (本焼き後に絵付けして、低めの温度でもう一度焼成することもあります。)

設計課題、答案例は以下のファイルをダウンロードして下さい。

実践課題NO.1設計課題
    (練習課題NO.13)

実践課題NO.1答案例A2
    (練習課題NO.13)

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実践課題 演習方法

1.答案例のトレース
製図がはじめての方は、まず練習課題の製図答案例のトレースからはじめてください。その際に次のことに注意しながら作図してください。
 1.スケール感を養う。
 2.線の濃さ 
 3.線の引き方 
 4.作図時間 
 5.各部の表現 

2.答案例を用いエスキス演習
答案例を見ながらフリーハンドでエスキスを作成します。
作成したエスキスを見ながら、全図面を完成させます。エスキスには敷地境界線・開口部・家具などを必ず書き込むようにしてください。

3.課題文から全図面作成
本試験と同じように課題文を読み、独自のエスキスを作成。全図面を完成する。

エスキース用紙ダウンロード
A3サイズのエスキース用紙をダウンロードできます。プリントアウトしご利用ください。

建築士.comオリジナル製図用紙
建築士.comが独自に作成した厚口の製図用紙です。


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