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二級建築士製図WEB講座

鉄筋コンクリート造の基礎知識

平成18年の二級建築士試験「設計製図の試験」の課題における建築物の構造については、木造以外の構造とし、鉄筋コンクリート造、鉄骨造等のうちから指定すると発表されています。木造以外の構造として過去に出題されたものには、下表のように、鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)、鉄筋コンクリート造(壁式構造)、鉄骨造(純ラーメン構造)があります。6/21(予定)には、構造を含む用途などが発表される予定ですが、課題発表前はこの3つ構造について理解し、対策しておく事が大切です。

二級建築士が設計できる鉄筋コンクリート造・鉄骨造の延べ面積は300m2以下であり、これを超えるものは一級建築士でなければ設計できないと建築士法に規定されています。設計製図の試験においても、この300m2以下の範囲で出題されています。過去の出題では延べ床面積230から290m2程度のものが大半です。用途については、専用住宅・併用住宅をはじめ、公共性の高い建築物も多く出題されています。

課題 構造・階数 延べ面積 ブロック
平成15年 住宅地に建つ動物病院併用住宅 〔鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)2階建〕 240〜280 近畿ブロック
平成14年 商店街に建つコミュニティ施設 〔鉄骨造(純ラーメン構造)2階建〕 250〜290 北陸、東海、九州
平成13年 ルーフガーデンのある親子二世帯住宅 〔鉄筋コンクリート造(壁式構造)2階建〕 240〜280 近畿
平成12年 高原に建つペンション (鉄筋コンクリート造2階建) 260〜290 九州
平成10年 健康づくりのための小規模な屋内運動施設 (鉄筋コンクリート造平家建) 260〜290 東海、近畿
平成8年 景勝地に建つ観光センター (鉄筋コンクリート造2階建) 240〜280 九州
平成7年 音楽教室のある楽器店 (鉄筋コンクリート造2階建) 250〜290 東海、近畿
平成5年 喫茶コーナーのある画廊併用住宅 (鉄筋コンクリート造2階建) 230〜270 九州


  
柱間隔

鉄筋コンクリート造の建物を計画する上で最も重要なことは、柱間隔(スパン)を決定することです。鉄筋コンクリート造2階建延べ面積290m2程度のスパンは5mから8mが適しています。4つの柱の中心線で囲まれた(グリッド)面積は、30m2から50m2程度が経済的に好ましく、二級建築士の製図においても5x6,5x7,6X6,6x7,7x7のようなグリッドを採用します。

建築物を総2階と想定すると、左図のように、柱スパン5x7を4グリッドで延べ面積280m2、柱スパン6X6を4グリッドで288m2となります。この2種の構造を基本的な形状として把握しておくと、建物規模の目安になります。




また、課題条件によっては、1階より2階の床面積が小さく、一部平屋、また、総2階とし2階部分に大きな吹抜を計画しなければならない場合があります。下図に3例を示していますが、吹抜や玄関ポーチ、バルコニーなどを設け面積を調整することも有効な手法です。





柱は、X,Y方向に規則正しく配置し、そのスパンもX,Y方向ごとに統一されているほうが、構造的に安定した建築物といえますが、要求室面積によっては、一部の柱スパン寸法を変えなければ計画できないこともあります。その場合は1グリッドだけのスパンを変えるのではなく、左図のように通りのスパンを同じにすることが重要です。



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